
新型コロナによる自粛自粛の世の中になって2年目の夏山シーズン。昨年は山小屋関係者の方は未知のウイルスに試行錯誤され、工夫に工夫を重ねての営業となったことでしょう。2021年シーズンもコロナ禍が続きます。ただ、だいぶコロナの正体も見えてきて、対策の要点などもハッキリ見えてきたんじゃないでしょうか。
そんなこともあってか、早いところでは2021年シーズンの営業案内が出始めてきました。昨年に引き続き、やはりテント場も予約が主流になりそうな気配です。そして、どうやら大幅値上げは避けられないようです。定員を大幅に抑える影響で山小屋の収益が圧迫。となると、単価を上げるしか術はない。テント泊の最大のメリットであるコスパが悪化してしまいますが、コロナ禍という特別な状況の中受け入れるしかないでしょうね。
一部しか調べてないので、一例として2つの山小屋を
白馬山荘 白馬大池
『〇〇円/1人』ではなく、張り数と人数で料金が決まる形。形としては理にかなってると思います。1張り5人と5張5人が同じ料金では不公平ですから。ただ、単価が高いよな~。コロナの時期は納得するしかないですが、収まっても据え置きだと苦しいよな~
■1泊2食 12000円
■素泊まり 8500円
■テント 1000円/1張 1500円/1人
涸沢ヒュッテ
こちらは従来通り1人あたりの料金のみの形。昨年から一気に倍増ですね。1000円でも高くなったなあと思ってたら、一気に2000円ですからね。上高地までの交通費なども加わり、お金のかかる山域となってしまいました。
■1泊2食 13000円
■素泊まり 9000円
■テント 2000円/大人1人 1000円/子供1人
涸沢ヒュッテ2021年度のパンフレット
蝶ヶ岳ヒュッテや常念小屋はまだ発表されていません。燕山荘は値上げは確定のようですが、詳細の発表はまだという状態。その他の地域の山小屋も、この傾向に追随するんだろうなと思われます。要予約に値上げという逆風のシーズンになりそうです。
これから続々と2021年度の営業案内が発表されていくと思います。予約開始日やテント泊料金など早めにチェックする必要がありそうですね。
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